ホノルルマラソン2009参加レポ。ピカチュウ、ボロボロになりながら再び完走!

※この記事にはプロモーションが含まれています。

人生2度目のホノルルマラソンがやってまいりました♪

昨年初めてハワイに来て、来年も絶対来ようと決めていたので、またホノルルマラソンを走れて本当に幸せです♪

2009年はこのホノルルマラソンに至るまでに、

・5月:八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソン/リタイア(58km)
・6月:いわて銀河高原100kmウルトラマラソン/完走(13時間49分58秒)
・11月:名古屋シティマラソン/リタイア(10km)

という感じでマラソンレースに参加しました。

100キロのウルトラマラソンが制限時間ギリギリとはいえ完走できたのに、ハーフマラソンが制限時間アウトで完走できないという、なんともムラのありすぎるコンディションで臨んでいます(笑)。

まあ、6月のウルトラ完走後はなんだか「やりきった感」があって、
ほとんど練習らしい練習をしていなかったからなのですが・・・。

2008年の初めてのホノルルをピカチュウで完走し、最高に楽しかったため、今回も懲りずにピカチュウでの参加です。

本当にいろんな人に声かけてもらえるし、ものすごく応援されるんですよね〜^^

前回のピカチュウでの活躍により、今回は仮装仲間も増えてスタート前からハイテンションです!

今回のホノルルマラソンも、

「楽しく完走すること」

そして、

「前年より1分でもよいから早いタイムでゴールすること」

が目標です。

この時期のハワイは天候が不安定で、決してベストシーズンではないということなのですが、2009年のこの時期は連日快晴の最高の天気が続き、マラソン当日も最高の天気です。

フリース生地のピカチュウを着て走る身としては、曇りか、もしくは小雨がぱらつく程度の天気が希望なのですが・・・。

今回は昨年よりもキツいチャレンジになりそうです。

途中で脱皮?しないようにしなければ(笑)。

目次

ホノルルマラソン2009、まずは順調にスタート

2009年ホノルルマラソン、スタートです!

今回は前回のピカチュウ経験をふまえ、装備をパワーアップしています。

中に着るシャツもナイキの体にピッタリとフィットするタイプのものにして、シャツが汗びっしょりで重くなるのを回避。

さらにskinsのロングタイツを履いて、脚の疲労軽減を図っています。ウルトラマラソンの時、コイツにすごく助けられました。

ウエストバッグもボトルホルダーが付いたタイプに変更。

ただ、ピカチュウを着る都合上、今回も外観重視でピカチュウの中に装着したので、全然すんなりボトルを取り出せません(汗)。

トイレも早めに並んで済ませて準備万端!

夜空に何十発も打ち上がる花火を見ながら、アラモアナショッピングセンターの前をスタートです!

前回は初めてのホノルルマラソンということで、見るもの全てが新鮮。

途中で立ち止まってはデジカメでバシバシ写真を撮っていましたが、今回はあまりカメラは構えずに走りに集中です。

なんといっても今回は天気が良すぎる。

陽が高く昇る時間になれば暑さがハンパないはずなので、空が薄暗いうちになるべくたくさん距離を稼ごうという作戦です。

しかし、スタート時点ですでにピカチュウ内部ではジットリと汗が・・・(汗)。

それにしても、ピカチュウは今年もやっぱり大人気です!

いろんなランナーから「ピカチュー!」と声を掛けられます!

外人さんと肩を並べて写真を撮られたり。

「イエーイ!!」と元気に声援に応えたりしながら走ります。

これがピカチュウランの醍醐味です!やっぱり今年も着てみてよかった♪

スタートからアロハタワーまでは楽しみながら順調な滑り出しです!

別にナンパしたわけじゃありません^^

ホノルルマラソン2009、10kmですでに尋常じゃない汗が。。。

クリスマスイルミネーションがキレイなカピオラニ通りを抜けて、ワイキキのメインストリート、カラカウア通りに突入。

スタートからまだ10キロ程度しか走っていないのですが、早くもピカチュウの着ぐるみがすでにかなりのサウナスーツ状態に。

とにかくもうすでに汗びっしょり。

日本人の女性ランナーの方から、

「汗すごいですね。大丈夫ですか?」

と話しかけられる。

早いうちに距離を稼ごうと、少し早いペースで走っていたからかも知れません。

ピカチュウで他のランナーに元気を振りまきながら走る予定が、無謀すぎる挑戦にかえって心配させてしまっている!?

体調も悪くないし、脚の痛みもない。

体力的にはまだ全然大丈夫でしたが、 空はまだ薄暗いというのに、先が思いやられる。

う〜ん・・・。

一抹の不安を感じながらも快調に走りを進めます。

ダイヤモンドヘッドの坂道はまだまだ人が多すぎて混み混み。

復路とコースを分けている地元のボランティアの高校生たちが私のピカチュウ姿を見て、みんなこっちがビビるくらいのハイテンションでバシバシとハイタッチしてくれます。

Hey!! ピカチュー! HAHAHAHAHA!!

みたいな感じで指さしながら大笑いするヤツも(笑)。

カハラ地区に入り、広くて長〜い下り坂を、時折聞こえる「ピカチュー!」の声援に応えながら順調に快走。

この辺りの給水はやり過ごして、自分で持参したペットボトルの水を飲む。

ピカチュウスーツの真ん中のボタンをはずして、そこから手を突っ込んでモソモソして水を取り出し、またモソモソと水をウエストバッグに戻す。

お腹にモソモソ手を突っ込む怪しいピカチュウ(笑)。

それにしても、走りながらだと水を飲むのもけっこう大変。

本当はこまめにひとくちずつ飲んでいくのがいいそうですが、これではそれも難しそう。

汗のかき方もハンパないし、水分補給がピカチュウ・ランの大きな課題であることに、今更ながら気づいてしまう。

もうちょっと早く気づきましょう(汗)。

ホノルルマラソン2009、20kmすぎ。不摂生を反省する・・・。

空もすっかり明るくなってきたころにようやくハイウェーに突入!

まだ比較的涼しい時間帯ではあるのですが、
ハイウェーではさすがに日陰がほとんどありません。

徐々に強くなってくる日差しをモロに浴びながらのピカチュウ・ラン。

昨年もそうでしたが、今回もここへきて疲れが出てきてずるずるとペースダウン。

前回は初のホノルルだったので気負いみたいなものもありましたが、今回は明らかに調整不足。

11月にハーフマラソンを足切りされたころから状態があまり変わってない。

しかもホノルルに来てから連日夜な夜なビール飲んでたし、連日カーボローディング無視してビッグなハンバーガー食べてたし。

6月にウルトラマラソンを完走した自信が、思いっきり油断させてしまっていました(汗)。

追い抜いて行くランナーの邪魔にならないように、コースの真ん中付近を同じようなペースのランナーの後からチンタラ走ります。。。

太陽はグングン上昇して、ピカチュウ内の暑さもどんどんヒートアップ!
給水所があるごとにしっかり水をとり、持参のペットボトルにも水を補給してを繰り返す。

もう、水を飲まないと本当にヤバい状況になってきました。

意識はしっかりしているものの、水を飲まずに放っておくと、汗だくなのにも関わらず寒気がしてくる。

要するに体温が上昇しまくって、コントロールできなくなってきているのです。

熱中病のちょっと手前(汗)。

「ピカチュウ!」の声援にも応えるのが辛くなってきました。

ここからがピカチュウ・ランの「お楽しみ」のようです・・・。

ハイウェイを出てハワイ・カイの周回コースの手前にあるトイレで今回も小休憩。

トイレを済ませてパワージェルでエネルギーチャージします。体も少しクールダウンしなくては!

ホノルルマラソン2009、30km付近。ピカチュウ、バテバテ。

ハワイ・カイの折り返しの周回コースで今回のホノルルマラソンツアー仲間の中の二人に追いつく。

というか、トイレで10分くらい並んでいる間に私が追いつかれたみたい(笑)。

この相当お楽しみな状況で顔見知りのメンバーと励まし合えるのは大きい!周りの声援とはまた違ったパワーをもらえます!

ピカチュウは目立つので、相手からも見つけてもらいやすいみたいです♪

パワーをもらって少し調子が上がってきたところで、復路のハイウェーに突入です。

ハイウェーは反対側の往路を走ってくるランナーの中に、ツアー仲間のメンバーを探しながら反対車線ばかりを見て走行。

フルマラソンが初めてのメンバーが多いのです。

何人かのメンバーとすれ違いざまにハイタッチを交わしたり、記念撮影したり。

がんばって!!

ハイウェイも中盤にさしかかると、また徐々にペースダウン。

苦しそうな顔をして走っていたのか、
沿道の男の子から

「ピカチュウ、バテバテ」

などと言われる始末。

ハイ、確かにバテバテです(汗)。

熱対策で給水所以外にも持参のペットボトルから水をちょこちょこ補給。

暑いけど、フードは絶対に頭から外さずに、かぶり続けて走行。

これを外したらピカチュウでなくなる。

ピカチュウ・ランの中で唯一と言っていい私のこだわり。

アホですね(笑)。

コースはすでに21マイル地点(約33km)を通過。時刻はスタートからまだ4時間も経過していない。

ボロボロかと思ったけど、ピカチュウ着てる割にはそんなに遅くない。むしろ前回を大幅に上回るペースで来ている。

脚もまだまだ大丈夫。でも水の飲み過ぎでお腹がちゃぷちゃぷする。

給水所がある度にゴクゴク飲んでたからなぁ・・。

まだまだ走れるけど、走りづらい。

ハイウェー出口付近の35キロ地点に到着したのが4時間ちょっと。

「去年より全然早いし、お腹がちゃぷちゃぷだから、少し歩いちゃお♪」

そんな軽い気持ちでとうとう歩き出してしまいました。(^_^;)

ホノルルマラソン2009、35kmすぎ。ピカチュウ、励まされる。

ハイウェーを降りたところで応援スタッフが用意してくれた水をゴクッと飲み干して、コースはカハラ地区の高級住宅街に突入。

水やスポーツドリンクの飲み過ぎで、お腹は相変わらずチャポチャポいってます。

飲むのを少し控えた方がいいとは思うのですが、給水所があるたびにスポーツドリンクをゴクゴク。

給水所のスポーツドリンクはなんであんなにうまいのか?

紙コップを口に持って行けば、もう一気にゴクゴクいっちゃいます。
わかっちゃいるけどやめられない(汗)。

そんな感じのため、走ったり歩いたりだったのが、次第に歩き続けるように・・・。

一度歩きつづけてしまうと、もう走れません。

走り出そうとすると脚の筋肉がピキピキと・・・(涙)。

ウルトラマラソンに出たときに体験したのですが、変に走ったり歩いたりといった違う動きを脚の筋肉にさせるより、走るなら走るで同じ動きを続けた方が、ラクに動き続けられるのです。

それをわかっていながら歩いてしまった自分。

なんだか自分に負けてしまった感じ。

う〜ん・・・・。

もう本当にトボトボといった感じで35キロ以降はひたすら歩き。

昨年はここから復活して黄色い悪魔と化し、オーマイガーを連発させていたのに、なんとも情けない・・・。

追い抜いて行くランナーたちが次々と、

「ピカチュウがんばってー!」

と声をかけてくれる。

苦しい顔をしながら

「I choose you!!」

と振り向きざまに私を指差して叫ぶランナーもいた。

意味はさっぱりわからんかったけど、励ましてくれてるんだと思った。

こんなに励まされながら、走り出せない自分が情けない。
岩手でウルトラマラソンを完走したときの気合いはどこへいったのだろう?

この時間、この地点を私と同じように走っているランナーなら、走る実力も私とほとんど変わらないはず。同じように苦しいところであるはず。

それなのに、みんな励ましてくれる。

うれしさと情けなさで涙が出そうだった。

みんな、ありがとう!

トボトボと長い距離を歩きながら、ようやくダイヤモンドヘッドの最後の坂道にさしかかる。

残りあと5キロもない。もうちょっとでゴールだ。

ホノルルマラソン2009、ピカチュウ、ボロボロになりながらも完走!

ダイヤモンドヘッドの坂に入って、ときどき少しだけ走ってみる。

歩いたり走ったりだけど、歩き8:走り2といった割合。

周りには歩いているランナーも多い。

もう「ま、いっか」という感じになっている。

歩きつづけたせいで、走りつづける気合いも途切れてしまったみたい。

マラソンって、本当に状態管理のスポーツですね・・・。

気合いが途切れてしまったせいか、歩いていると、これまでの疲れがドドドドドーッと出てくる。どんどん悪循環だ!

もう疲労困憊の極みで、疲れきった顔をしながらゴールまでひた歩き。

ピカチュウを着て、みんなに元気と愛嬌を振りまきながら完走する予定だったのに、こんなはずでは・・・(涙)。

ラクに進めるダイヤモンドヘッドの下りと、最後のゴールゲートまでの直線だけは、なんとか力を振り絞って走る!

ゴール前の大声援にもほとんど応えることができずに、そのままゴール!

タイムは5時間38分。

かなり歩いた割には昨年のタイムを8分ほど短縮していました。

でも昨年は途中で立ち止まって写真撮影をかなりやってたから、それを考えると去年よりやっぱり遅いかも・・・。

情けない思いもしたけど、いろんな人からの声援・応援が本当にうれしかった!

みなさん本当にありがとう!!

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