ホノルルマラソン2008参加レポ。人生初のフルマラソンをピカチュウの仮装で参戦!

※この記事にはプロモーションが含まれています。

2008年に参加したホノルルマラソンの参加レポートです。

ハワイに来たのも初めてで、ホノルルマラソンに出るのもこれが初めてでした。

何も知らないのをいいことに、ピカチュウの着ぐるみを着て走っておりますw

目次

人生初のホノルルマラソンいよいよスタート!

朝5時のスタートに合わせて、夜の暗いうちからスタート地点を目指してツアー仲間とともに出発です。

人生初のフルマラソンでしたが、いきなりの仮装ラン。
記録よりも、思いっきり楽しんで走ろうと決めた上での選択。

前日までは、途中で倒れるんじゃないかとか、脱皮してピカチューがコース脇に打ち捨てられるんじゃないかとか(笑)、正直いろいろ不安が頭をよぎりました。

でもいざ着込んでしまうと、もう完全に開き直り。

というか、ピカチュウを着ると自然となんだか楽しい気分になって、あまり深刻な考えは浮かばなくなります(笑)。

この時のホノルルは連日時より激しいスコールに見舞われる不安定な天気で、スタートも残念ながら雨に見舞われてしまいました。

まだ真っ暗な空に何発もの花火が盛大に打ち上がって、いよいよホノルルマラソンスタート!

雨対策ということで、多くのランナーがレインコートや大きなビニール袋を被ってのスタートです。

私も最初はピカチュウの上からビニール袋をかぶっていましたが、しばらく走ってふと気づきました。

「楽しんで走るんだろう?せっかくのピカチュウをビニール袋で隠してどうする?」

ずぶ濡れ覚悟で意を決してビニール袋を脱ぎ捨ててしまいました。

ホノルルマラソン2008、10km付近。ピカチュウ大人気!

夜があけて空が明るくなるにつれて雨も止み、比較的走りやすい天候になってきました。

10キロ地点の通過がスタートから約1時間半。けっこう遅め(汗)。

人が本当に多くてスタートゲートをくぐるまでにかなり時間がかかったし、なによりピカチュウスーツのおかげで、周りのランナーや沿道の応援の人たちから、

「ピカチュー!!」

と声掛けられまくり!

ピカチュウ、ハワイでもメチャメチャ人気です!

まだ体力がちゃんと残っていたこともあって、その都度「イエーイ!」「ビビビビーッ!」などと元気に応える余裕っぷり。

雨もどしゃ降りではなかったため、それほど濡れずに済みました。

給水も作戦通りにウエストバッグから500mlのペットボトルを取り出して、たくさんの人が給水所に群がるのを避けて通過。

かなりまとめてたくさんの人をゴボウ抜きです。

ただ、見た目重視でピカチュウスーツの中にウエストバックをつけていたため、水を取り出すためにわざわざ前のボタンをはずさないといけません。

これは走りながらだとちょっと大変(笑)。

ようやくダイヤモンドヘッドの昇り坂にさしかかったところで、なんと先頭のランナーがすでに折り返して反対車線を走ってきました!

速すぎる。同じ人間に思えない・・・。

ピカチュウのおかげでたくさんの人から声援を受けながら、いよいよハイウェーに突入です。

ホノルルマラソン2008、20km付近。ハイウェーを快走?!

ハイウェーはひたすら長い直線ですが、たくさんのランナーの避けながらの蛇行運転。

雨はすっかり上がってしまいました。

ハイウェーはすでにコースを折り返して反対車線を走るランナーたちを見ながら走るのが楽しいですね!

いろんなランナーとすれ違います。

苦しそうな顔して走る人もいれば、メチャメチャ速いバニーガールも。

ライトセイバーを持ったフルフェイスマスクのヨーダともすれ違いました。

顔をすっぽり覆うタイプのマスクは恐ろしく呼吸困難だと思うのですが・・・。

陽が高くなるにつれて、気温もジワジワと上昇。

ピカチュウ内の温度もかなり上昇しているようで、かなりの汗だくに。

「ピカチュウ!」との声援にも、次第に手を振って応えるだけになってきました。

もう歩くのとほとんど変わらないようなペースで走っているのに、ハートレートモニターを見ると、心拍数は軽く170を越えています。

まだ折り返してもいないのに、すでに疲労のピークに到達した模様(汗)。

たくさんの人が走っているだけに、この疲労は誰もが感じているものだと思えるのが救い。

ピカチュウのおかげでたくさんの人に励まされてるけれど、ピカチュウのおかげで必要以上に疲れているのも明らか。

声援に応えたり、すれ違うランナーを見たりして、疲れている自分の気を紛らわせながら、ひたすら足を進めて距離を稼ぐ感じに。

ハイウェーも終わりにさしかかり、美しい景色に心癒される。

ハイウェーを抜けたところの給水所で少しトイレ休憩することに。

トイレはどこもかなりの人が並びます。確実に5分以上は時間ロスします。

ここで10分以上待った気がします。

じっと待っていると脚が止まって動けなくなりそうなので、ひたすら足踏みしてトイレ待ち。

パワージェルを取りながらトイレ待ち。。。

比較的元気なうちに一枚撮ってもらいました♪

ホノルルマラソン2008、25kmすぎ。暑すぎて逝きかける。

陽はすっかり高く昇り、雨もすっかり上がって青空に。

25キロ地点を通過し、全行程の半分以上をなんとか走り通しました。

しかし、さすがに暑さとピカチュウスーツの熱気が体に堪えてきました。

暑いのも汗だくなのも当然といえば当然なのですが、さらに時折、意識が朦朧としてくるのを感じるようになってきました(汗)。

「もうダメかも知れない。さすがにこの格好は無謀だったか??」

着込んでしまっているのはしかたないので、せめて頭のピカチュウのフードだけでも外して走ろうと、何度も考えました。

でもこれを外したらオレはピカチュウでなくなる・・・。

ここまで走っている中で、なぜかすっかり「オレはピカチュウだ!」という、強いアイデンティティを確立してしまい、意識も朦朧としながらもフードを外すのを拒否。

ピカチュウのまま、ひたすら前へ前へと脚を進めます。

・・・

でもあまりの暑さと日差しの強さに耐えられなくなり、

「一瞬だけ、ほんの一瞬だけ」

と自分に言い訳して、チラッとフードを外してみることに。

!!!

気持ちいい!!

もう、すんごい爽快感!!

「生きてるわ、オレ・・・。」

ハワイの風と空気の素晴らしさを全身で思いっきり感じた一瞬でした(笑)。

ホノルルマラソン2008、30kmすぎ。感謝しながら走る!

30キロ地点を通過し、復路のハイウェーもなんとかピカチュウをかぶって走行。

前方を走るランナーの中に、スタート直後に出会ったもう一人のピカチュウの姿を発見する。

「おお!彼もがんばっているのか!」

その存在にも励まされ、追いつこうとがんばる。

結局追いつけなかったけど。。。

スタートから4時間以上が経過。

この時間、この地点にいるランナーはおそらくみんなマラソン初心者。

さすがにみんなしんどそうに走っている感じがする。

速いランナーたちならもうとっくにゴールしているはずだし。

私もここへ来てけっこう疲労がピークに達してしまって、ときどきトボトボと歩き出してしまう。

歩いたり走ったりを繰り返しながら、それでも相変わらず周りの人達から「ピカチュー!」とたくさんの声援をいただく。

もう「イエーイ!」とか言いながら手を振りかえしたりする余裕はなかったけど、かろうじて笑顔を返しながら走る。

いろんな人の応援のおかげでかろうじて走れている感じ。

一人だったら走れていないだろう。

大勢の人達の応援に、感謝♪

ホノルルマラソン2008、35km付近。ホノルルの黄色い悪魔☆

ハイウェーを降りて、コースはハワイ屈指の閑静な高級住宅街に入ります。

海に面した方の家はほとんどがプライベートビーチを持っているっぽい。

ここからダイヤモンドヘッドを抜けたらもうゴール。

ピカチュウスーツの暑さも相変わらずだけど、なんとか耐えられる。

ハイウェーではバテバテだったけど、ここへきて少し気力も体力も復活した感じ♪

トボトボ歩き出すランナーも多い中で、 ピカチュウを着てひたすらせっせとひた走る。

ここで何人ものランナーをゴボウ抜きに

追い抜かれたランナーが後ろから、

「Oh My God !!」

とつぶやいているのが何度か聞こえてくる。

まあ、全身着ぐるみの人にマラソンで抜かれたらショックですよねw

この辺りでのピカチュウは黄色い悪魔かも知れない。フフフ(笑)。

ダイヤモンドヘッドの手前まではなんとか走り通したものの、ダイヤモンドヘッドの坂道はさすがにしんどい。

ゴール目前のこの坂はキツい!

やっぱりときどき歩いてしまったけど、私はこのピカチュウの格好で完走するのが目標。

何時間でゴールするとか、記録の目標を持たなかったから、歩きながらダイヤモンドヘッドから海を見下ろす素晴しい景色をゆっくり?堪能できました。

ホノルルマラソン2008、ついに!?ピカチュウ感動のゴール!

ダイヤモンドヘッドの坂も下りに入り、もう少しでゴール!

のはずなのに、なかなかゴールが見えない。

沿道から「あと少し!」って声援も多いけど、

「あと少しってどのくらい?」

って突っ込みたくなる。

「ゴールはまだか〜??」

と思いながらノロノロペースで走り続ける。

カピオラニ公園に入ってゴールゲートまでの最後の直線は、沿道でものすごい数の人達が応援している!

最後の力を振り絞ってラストスパート!

する予定だったのですが、沿道の「ピカチュー!!」という声援が、

「オレはロックスターか?!」

というくらいものすごい!

あまりに凄い大声援なので、一生懸命手を振って声援に応えていたら、ラストスパートする体力がなくなってしまいました(汗)。

ものすごい大声援の中、普通にノロノロ走って感動のゴール!

ゴールゲートの時刻は6時間を過ぎていましたが、チップによる計測タイムは5時間46分でした!

人生初のフルマラソン、人生初の着ぐるみマラソンにしては上出来!

よくやった自分!(笑)

ホノルルマラソンは自分のルールで楽しめばいい!

2008年のホノルルマラソンは、本当にいろんな個性的なランナーさんがいっぱいいました。

みなさん本当にそれぞれの自分の目標を持って、このホノルルマラソンに参加しているんだな〜と思いました。

私とおそろのピカチュウとドラえもんの二人組。大学生だそうです。

30歳過ぎて大学生と同じノリの自分に苦笑い(汗)。

ゴール前で応援していた人の話だと、私はもう一匹のピカチュウに5分くらいの差で遅れてゴールしたそうです。

ピカチュウ対決は残念ながら敗北・・・。

なんと、両脚が義足のランナーさんを発見!

凄すぎる挑戦にメチャメチャ勇気をもらい、感動しました!感謝!

カメハメハ大王も槍を片手に走っていました。

さすがにハワイの王者は風格がありますw

他にもダースベイダーバカ殿などの仮装で走る人、バニーガールの衣装で走る女性(しかもメチャ速い!)など、いろんな仮装ランナーが走っていました。

身につけるものは赤いふんどし1枚のみ、ふんどしの先端にゼッケンをつけて走る男性もいました(笑)。

みなさん思い思いのスタイルでホノルルマラソンを楽しんでいて、これは沿道で応援するのも楽しいだろうなと思いました。

私も走る前は初のフルマラソン、初の着ぐるみということで、正直いろいろ不安でいっぱいだったのですが、ピカチュウを着て走って、本当によかったと思いました。

「ホノルルマラソンを楽しく完走する♪」

走る前に立てたこの目標は2000%くらいで達成できました!

フルマラソンの大会なので、自己ベストや記録更新を目指して走る人も多いと思います。

私自身もそうでしたが、記録を追うだけが目標ではありません。

自分が決めたルールで、自分で掲げた目標に向けて走ることにも素晴らしい達成感・充実感があります。

ホノルルマラソンは自分のルールで楽しんで走れたら、それでいいですよ!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次