どうもこんにちは!ぴかちゅう(@hiroshix_dx)です。
令和元年最初のゴールデンウィークの終わり、2019年5月5日にカナダのバンクーバーで開催された、バンクーバーマラソン2019に参加してきました。
成田空港からカナダのバンクーバーまでは直行便で約10時間。
カナダへ行くのも、バンクーバーへ行くのも初めてでしたが、自然と都市とがうまく調和しているバンクーバーの美しい景色の中を走る素晴らしいマラソン大会でした。
故障のため練習不足で臨んだレースで記録はアレなんですが、せっかくの海外マラソンですから、ベストは尽くせなくても行けるところまでは走ってみたいものです。
バンクーバーマラソン2019の体験談をレポートしますね。
バンクーバーマラソンのコースと制限時間、エントリーについて
バンクーバーマラソン公式サイトから拝借したコースマップです。
スタートはバンクーバーのダウンタウンの南にあるクイーンエリザベスパークです。
ここからゴールのあるウォーターフロントまで、コース全体の半分以上を海岸沿いに走ります。
スタート地点が丘の上なので前半は大きなアップダウンもありますが、海まで行けばなだらかな道が続きます。
フルマラソンの制限時間は7時間。スタートは朝8時30分です。
他にハーフマラソンや8kmマラソン、リレーもあります。リレーはフルマラソンと同じコースを4人で走るようです。
バンクーバーマラソンのエントリーですが、私はカナダのバンクーバーマラソン公式サイトから直接申込みました。
他に旅行会社のツアーで参加する場合は、旅行会社がエントリーを代行してくれる場合もあるようです。
バンクーバーマラソン2019EXPOでゼッケンを受け取る
バンクーバーマラソンの前日に、マラソンEXPOでゼッケンを受け取りに行きました。
場所はバンクーバー・コンベンション・センターです。バンクーバーの有名なランドマークなので、迷うことなく来れるでしょう。
バンクーバーマラソン2019ではフルマラソンの参加者がそれほど多くないのか、張り出された名簿から自分の名前を見つけてBIBナンバーを確認し、ブースへ受け取りに行くという方式でした。
マラソンEXPOのブースは他のマラソンとは違い、一本道の順路に沿って並んでいます。
そして順路の一番最後で参加賞のTシャツを受け取るため、参加するランナーは全員もれなくすべてのブースの前を通るという、出店企業に配慮した形になっていますw
順路の終わりの方では地下鉄に1回乗車できるコンパスカードのチケットを配布しています。
バンクーバーのダウンタウンやウォーターフロントのあたりに宿泊している人は、ここでもらったコンパスカードで地下鉄に乗り、スタート地点のクイーンエリザベスパークまで無料でいけます。
フルマラソンのスタート時刻が8時30分なので、地下鉄もちゃんと動いています。
地下鉄の走っていない郊外などに宿泊している方は、シャトルバスの案内がバンクーバーマラソン公式サイトにありました。
シャトルバスに乗るか、クイーンエリザベスパークの近くまでタクシーで来るとよいでしょう。
EXPOではなぜか手袋も配布していました。
そこまで寒い時期ではないですが、バンクーバーならではなんでしょうか?w
バンクーバーマラソン2019スタート前
バンクーバーマラソンのスタート会場は、ダウンタウンからは南へ数キロのところにあるクイーンエリザベス公園です。
地下鉄のカナダラインでキングエドワード駅かオークリッジ41st駅から徒歩15分くらいで行けます。ダウンタウンからは5駅くらいのところです。
多くのランナーが歩いているのでついていけば大丈夫でしょう。私はオークリッジ41st駅で下車して歩いていきました。
フルマラソンの一般ランナーは8,000人程度。東京マラソンやホノルルマラソンと比べると規模が小さいようですね。
スタート会場では、ランナーの数に対して、十分な数のトイレが用意されていて、スタート直前以外は並ぶことなく用を足すことができました。
予想完走タイムに合わせてゾーン分けがなされています。僕は最後尾のゾーンからスタートでした。
フルマラソンのスタートはゾーンごとに行われるようで、スタート時刻の8時半が過ぎても一向に前に進みません。
スタートゲートの前でゾーンごとにいちど立ち止まって、祝福のアナウンスを受けてからのスタートです。
バンクーバーマラソン2019前半戦。景色はいいけどアップダウンがきつい。
バンクーバーマラソン前半は、自然豊かな郊外の住宅地を抜け、パシフィックスピリットリージョナルパークとブリティッシュコロンビア大学をぐるりと回るコースです。
スタートから数キロは素敵な一軒家が並んでいて、バンクーバーの暮らしは幸福度が高いのだろうなと思われます。
途中からコースはパシフィックスピリットリージョナルパークの周囲を回るルートに変わります。
木々の間からは海も見えて、車で来たらとても気持ちの良いところですが、マラソンだとアップダウンが結構あって地味に体力を消耗します。
気候は涼しく空気もカラッとしていて走りやすいですが、バンクーバーマラソン前半は、なかなかのハードコースです。
海からの風が強く吹いていて、日向と日陰の体感温度の差もすごいです。
長い日陰が続くと汗冷えしてしまいます。
前半はそれでもまだ比較的余裕がありましたが、ここで体力をかなり消耗したのか、後半からは練習不足もあって大きく崩れてしまいましたw
バンクーバーマラソン2019後半はひたすら歩く。。。
アップダウンの多い山から降りてきた後半はひたすら海沿いの道を走ります。
海が見える景色は相変わらず素晴らしいですが、風が冷たいです。
汗をかいた身体に冷たい風が吹き付けるので、天気は良いけど皮膚の表面の体感温度は寒いです。
スタートからしばらくしてアームカバーを外してTシャツ1枚で走っていましたが、後半は寒さ対策で再びアームカバーを装備。
橋を渡ってスタンレー公園に入る頃には、スタート前に着ていた薄いウインドブレーカーも寒さ対策で着込んでいました。
25kmを過ぎたあたりから走ったり歩いたりを繰り返していて走り続けられなかったため、身体の冷えが激しいです。
寒さもあって気分が悪くなり、エナジージェルなどの補給もままならないまま進んでいたので、後半はガス欠気味で余計に消耗しました。
4月に入って左の外側の股関節を痛めてしまい、ほとんど練習で走ることができないままレースに臨んでいるので、つらいところです。
スタンレー公園に入ると、コースは車道ではなく歩行者専用道に変わり、マラソンに参加していない人達も普通に散歩していたり自転車に乗っています。
特に浜辺の公園のあたりは一般の人も多くてコースがよくわからなくなりそうでしたw
30km過ぎからは広いスタンレー公園をぐるりと一周する形で進んでいきます。
途中、パイナップルのような珍しい形の岩もありましたw
36キロ地点ではライオンズ・ゲート・ブリッジの下を通ります。
ものすごく大きな橋で、走っている車が小さく見えました。
このあたりでは私は完全に歩いていましたねw
40km地点まで来ると、もうバンクーバーの港の周りを走ることになります。
車道ではなく遊歩道を走るため、ランナー以外にも一般の観光客や地元の人が普通に歩いています。
交通規制はされていないため、記録を狙うランナーだとこのあたりは一般の人を避けて走ることになるので大変かもしれません。
私はもうのんびりとゴールまで散歩を決め込んでいましたw
バンクーバーの港から、ウォーターフロント駅の前の大きな通りに出ると、バンクーバーマラソンのゴールです。
私は後半ほとんど歩いてしまったため、6時間12分ほどでゴール。
ネットタイムだと5時間56分で、ギリギリで6時間を切っていました。
リザルトはバンクーバーマラソン公式サイトですぐに表示されます。
優勝した日本の川内優輝選手の約3倍の時間をかけてのゴールですw
故障や練習不足もあって思うようには走れませんでした。
しかし道中の景色の美しさは、マラソン歴10年の僕が知る大会の中でもトップクラスで素晴らしいです。
バンクーバーマラソンは5月第1週目の日曜日に開催されます。
GW後半の休みをうまく調整できる方であれば、観光も兼ねて参加するのがおすすめですよ!
バンクーバーマラソン2019の動画はこちら
海外マラソンレースは人生の記念になると思い、このバンクーバーマラソン2019は動画で撮影しながら走っていました。
6時間以上かけて完走したものを18分くらいのダイジェスト動画でまとめています。
よかったら見てみてください!
バンクーバーマラソンに参加したら行きたい観光スポット
せっかく遠いカナダのバンクーバーまで行くのだから、マラソンを走るだけというのももったいないです。
マラソンの前後でしっかり観光もしたいですよね。
私も現地ツアーに2つ参加して、バンクーバー観光もしっかり満喫してきました。
どれも良かったので、簡単に紹介しますね。
美しい街と大自然を満喫できる!バンクーバー1日観光ツアー
私がバンクーバーに到着した翌日に参加したのが、バンクーバーの市内観光と周りの自然スポットを一度に楽しめる、こちらのツアーです。
バンクーバー1日観光!美しい街と大自然の魅力を満喫<日本語ドライバーガイド/バンクーバー発>
午前中はノースバンクーバーにあるグラウスマウンテンとキャピラノの吊り橋へ行き、午後はシーバスに乗ってバンクーバー市内に戻り、スタンレー公園とグランビルアイランドの市場をまわりました。
グラウスマウンテンはGWの時期でも雪が残っていて非常に寒かったですが、こちらの施設で保護されているグリズリーベアを見ることができました。
キャピラノの一番大きな吊り橋はとても長いのでかなり揺れます。
この吊り橋以外にも森の中でさまざまな吊り橋を渡ります。
こちらはグランビルアイランドの市場の様子。バンクーバーの人たちも普通に買い物にくるようです。
広いスタンレー公園から眺めるバンクーバーの街も良かったですね。
バンクーバー島へ!ブッチャートガーデンとビクトリア観光
バンクーバーマラソンの翌日には、フェリーでバンクーバー島へ渡るツアーにも参加しました。
ブッチャートガーデンはちょうどチューリップが見頃を迎えている時期で、綺麗すぎました。
写真がヘタで恐縮ですが、現場はこれよりさらに美しいです。
ビクトリアの街ではフェアモントエンプレイスでアフタヌーンティーを楽しみ、市内を散策しました。
ビクトリアの街も綺麗すぎました。街のいたる所にインスタ映えスポットがあります。
このツアーはマラソン翌日で疲れもかなりありましたが、行って本当に良かったです。幸せでした。
ビクトリアとブッチャートガーデン1日観光ツアー フェアモントエンプレスホテルでの選べる昼食プラン<日本語ガイド/バンクーバー発>
バンクーバーマラソンに参加したら、バンクーバー観光もしっかり楽しんでくださいね!