マドリードからトレドへ。アトーチャ駅からrenfeの電車で日帰り観光してきました!【スペイン旅行・世界遺産】

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どうもこんにちは!ぴかちゅう(@hiroshix_dx)です。

スペイン・マドリードから南へ70kmほどのところにある古都・トレドへ、マドリードから日帰りで行ってきました。

トレドは5世紀ごろに西ローマ帝国の後に誕生した西ゴート王国の首都があった都市で、中世ではイスラム教・ユダヤ教・キリスト教の文化が行き交う場所として栄えた街でした。

トレドの大聖堂、カテドラルはスペイン・カトリックの総本山であり、トレドの旧市街は今では街全体が世界文化遺産に登録されています。

マドリードから1時間もかからず行ける上に、とても見どころの多いトレドの旧市街へ、ヨーロッパ旅行で滞在中のマドリードから少し足を伸ばして行ってきました。(実施日:2019年7月14日)

目次

マドリード・renfeのアトーチャ駅を出発

マドリードのアトーチャ駅です。ここからスペイン国鉄のrenfe(レンフェ)に乗ってトレドへ向かいます。マドリードからトレドまでは約40分で行けます。

アトーチャ駅の中にあるrenfe(レンフェ)の切符売り場です。

アトーチャ駅は中に有名な植物園があるのですが、その植物園の横あたりの場所にあります。

切符はネット予約や券売機での購入もできるようですが、よくわからないため、こちらの20番の窓口でトレド行きの片道切符を購入しました。

日曜日なので切符売り場も混んでいるかと思いきや、10時頃なのもあってけっこうガラガラ。

観光で遠出するなら現地での滞在時間を長く取るために気合いを入れて朝早く出発するものですが、ゆるい感じで出かけたのが良かったようです。

こちらが窓口で購入したrenfe(レンフェ)のトレド行きの片道切符です。

マドリードからトレドまでは片道13.9ユーロ。11時20分発のrenfe AVANTの4号車4Dの指定席です。

切符は往復での購入も可能ですが、トレドからの帰りの時間もアバウトで特に決めていなかったので、片道分のみ購入しましたw

11時20分発のトレド行きrenfe AVANTはPLANTA BAJAという乗り場から出発のようです。

PLANTA BAJAを探してアトーチャ駅構内を探索します。

初めて訪れた駅をフラフラと歩き回ること約10分。PLANTA BAJAの案内が見えました!

PLANTA BAJAの入り口です。空港と同じような手荷物検査が行われています。

やはりテロ対策ですかね。日本の新幹線などとは違って時間に余裕を持っていかないといけません。駆け込み乗車は無理ですねw

手荷物検査を通過し、PLANTA BAJAに入ったところです。ものすごい人だかりです。

スペインの国鉄は発車時刻が近づくまで駅のプラットフォームに入ることはできず、乗車する列車がどのプラットフォームに到着するかわかるまで、ここで待機するようです。

PLANTA BAJAには来たけれどトレド行きの案内は出ていません。空港で飛行機の搭乗ゲートが決まるまで待たされているのと同じですね。

トレド行き列車がどのプラットフォームから出るのかもわからず、不安なままここでしばらく待ちます。

出発は11時20分ですが、11時を過ぎてからようやくプラットフォームが判明します。

13番フォームですが、13という数字からもわかる通り、乗車するプラットフォームはこのPLANTA BAJA内でも10以上あるため、出発時刻が近づいたらどのプラットフォームになるか注意深く気にしていないといけません。

プラットフォームへの入り口では係の人が、飛行機の搭乗ゲートと同じように乗車券をチェックしています。

プラットフォームへの搭乗ゲートが開き、やっと列車に乗車です。renfeの車両、外観はけっこう汚れていますね。。。

マドリード・アトーチャ駅からトレド駅に到着!

マドリードを出発して約40分でトレドの駅に到着です。のどかな田園地帯にある駅といった感じです。

トレドの駅を出たところです。トレド駅には鐘楼を模したような時計台があり、古都トレドの駅にふさわしい雰囲気です。

駅を出て目の前には、トレドの周りをぐるりと周遊しているCitySightseeingの2階建バスが待機しています。

周遊バスに乗車です。運転手さんから1日乗車券(18.5ユーロ)を購入しました。

入り口で運転手から切符を購入する際にイヤホンを渡されます。各座席には音声ガイドがあり、日本語にも対応しています。

トレドの旧市街の地図です。右上の方にあるトレドの駅からはこの地図の赤線のルートをバスが巡回しています。

この周遊バスはトレドの外周などにある各停留所に停車します。どの停留所にも乗り降り自由で、購入時の切符を持っていればCitySightseeingの別の巡回バスにも乗れます。

トレドを2階建の周遊バスで散策

バスの2階席に乗車してトレド駅前から出発です。

橋を渡るといきなりアルカサルの立派な建物が見えてテンションがあがります。

トレドの街並みを一望できるミラドール(Mirador del Valle)に到着。

トレド駅からは2つめの停留所になりますが、絶景だったので迷わずここで下車して写真を撮りまくります。

ここがやはりトレドの中でも一番の絶景スポットのようですね。

ミラドールから再び周遊バスに乗り、サン・マルティン橋(Puente de San Martín)まで移動しました。

このサン・マルティン橋の少し横では、長いワイヤーを使ったターザンロープがあります。

写真のように小さな子供から元気な大人までが長いテージョ川をターザンのように渡っていました。

1回10ユーロで楽しめるようです。私はやりませんでしたが…(汗)

トレドの街中を散策

サン・マルティン橋を渡ってトレドの市街地に入りました。

街の景観を保ったスペインの古都らしい街並みが続きます。

ミラドールからトレドの町を眺めて覚悟はしていましたが、街中は坂道が非常に多いです。

途中でレストランに入って食事をしたり、カフェで休憩したりしながら、街中を歩いてトレドの大聖堂、カテドラルを目指します。

世界遺産のトレドの大聖堂へ

トレドの大聖堂に到着しました。15世紀に完成した建物で、スペイン一の規模を誇り、世界遺産にも登録されている立派な大聖堂です。

大鐘楼は残念ながら修復工事中で、上部の方しか見ることができませんでした。

大聖堂に飾られている彫像も一つ一つ全く仕草や表情が異なり、本当に細かい仕事ぶりです。

大聖堂の上の方に飾られている彫像も実に見事ですが、鳥のフンにまみれているのでしょうか???

トレド大聖堂の内部です。バロック様式とかよくわかりませんが、すごいです(語彙力…。)

トレド大聖堂の祭壇

こちらは祭壇です。柵で仕切られていて中へ入ることはできませんが、装飾の細かい彫刻が飾られています。キリストの生涯を表した画だそうです。

マリア像と聖歌隊席

こちらは聖歌隊席です。ここでマリア像の周りを聖歌隊が囲む様子は荘厳な感じがします。上の壁にはパイプオルガンが備え付けられています。

ここからどんな素晴らしい聖歌が奏でられていたのでしょうね。

トラスパレンテ

スペインバロック様式の最高傑作とも言われているトラスパレンテです。

とても表情や動きが豊かな聖母や天使たちの彫像は、今にも動き出しそうな躍動感に溢れています。ここは本当に圧巻の一言です。

トラスパレンテは祭壇の裏の方の回廊を回るところにありますが、回廊からいろんな角度で差し込む光もこの空間の演出に大きく関わっているようですね。

トレド大聖堂はスペイン一の大聖堂と言われるのも納得なほど、内部も素晴らしかったです。

トレドのその他の見どころ

見どころかどうかわかりませんが、川の流れを水力発電か何かに利用しているようです。バスの音声ガイドによると、昔のトレドはこうした灌漑工事もよく行われていたそう。

アルカンタラ橋です。奥にはアルカサルも見えます。

トレドの駅から歩いて10分ちょっとのところにあります。なかなか良い写真が撮れる場所だと思います。

トレド観光、効率よく見どころをまわるならツアーに申し込みを!

トレド観光を終えてトレドの駅からマドリードに戻るわけですが、トレドは田舎の駅でさらに日曜日なのもあってか、電車の本数が1時間に一本しかありませんでした。

16時頃にトレドの駅に戻り、17時台の列車に乗れるかと思いきや、17時台の列車は満員らしくチケットを売ってもらえず、18時台のチケットを購入することに。。。

私はトレド駅のカフェで疲れてぐったりしながら2時間弱も待つことになりました。

また後になって、私はトレドまで行きながら、アルカサルには入っていないことに気づきました。

トレドの中には昔ながらの刀剣の武器屋もあるそうですが、そこにも行っていませんでした。

やはり個人でいくと、好きなところで時間を多く割けるメリットはありますが、見どころを見てまわる時間効率は良くありません。

しっかりと効率よく見どころを抑えたいなら、トレドの現地ツアー・オプションツアーに申し込むのがベストです。

マドリードから比較的近いのに見どころたくさんのトレド、どんな形であれ一度は訪れてみてくださいね。

 

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