2016年も無事にホノルルマラソンを走りにくることができました!
毎年12月の第二日曜日という、年末の忙しさがピークに向かうころに行われるホノルルマラソンは、この時期に日本からハワイまで行くということに、そもそも高いハードルがあります。
仕事がどうしても休めずに出場を断念したランナーの方も少なくないことでしょう。
私は自営業なので、自分で仕事を調整してなんとかほぼ毎年ハワイまで来ることができていますが、会社勤めの方は本当に大変だと思います。
今回はサラリーマンをしている僕の友人も一緒に出場しましたが、半年以上前から社内でホノルルマラソン参加を公言してまわり、上司には飛行機も予約済みだと報告し、マラソンの時期の俺に仕事を入れるなオーラを放ちまくってきたそうです。
有給休暇もうまく調整して万全の体制を構築してハワイまで来たとか。
本当に頭が下がります。
でもやはり、ランナーにとってはそこまでして来る価値があるのがホノルルマラソンですよね。
今回も昨年と同様、ピカチュウの帽子をかぶっての出場です。
ホノルルマラソン2016スタート前
レースに合わせて午前2時に起床し、今回もスタート会場のアラモアナショッピングセンター前まではシャトルバスに乗って移動です。
シャトルバスは昨年より案内もスムーズで、それほど並ぶことなくバスには乗車できました。バスの台数が増えたのかな?
体調の方ですが、ハワイに来てからウルフギャングのステーキを食べたり、ババガンプシュリンプでエビを大量に食べたりなどしていたせいか、お腹の調子がイマイチです。
ただでさえ今年は例年と違い、ほとんどマラソンの練習をしておらず(例年通りか?)、
さらに夏以降、体重の増加が止まらず、人生MAX体重での挑戦となっています。
起床後にコンベンションセンターで購入したプロテインチョコバーを食べたのですが、これが甘すぎてコーヒーを飲まないと食べられない代物で、無理やりコーヒーでお腹に流し込んでいたら、なんだか胃も痛くなってきました。
練習不足。体重増加。コンディション不良。
スタート前の天気は少し小雨がぱらつく程度で、暑くもなく寒くもなく、マラソンをするにはベストな状態です。
しかし自分の状態が残念すぎます。
果たして完走はできるのか?
ホノルルマラソンに参加して初の、リタイアも覚悟しながらのスタートとなりました。。。
ホノルルマラソン2016、花火とともにスタート!
スタート地点のアラモアナショッピングセンター前の道路は例年通り、ランナーの群衆が今か今かとスタートを待ちかねています。
今回も出場ランナーはフルマラソンと10kmのレースデーウォークを合わせて約3万人と言われています。
夜明け前の薄曇りの空の下、ホノルルマラソン名物の盛大な花火が打ちあがってレーススタートです。
付近を見渡してみると、目立った仮装をしているランナーはあまりいないのですが、そのかわりに仮装ではなく正装でフルマラソンに挑戦する方達がいます。
消防隊の皆さんがいれば、レース中に周辺で火事が起こっても、すぐ消火してもらえるから安心ですねw
スタートして走り出してみると、練習不足と体重の増加からか、足首から下にかかる重さがきつく、最初からすでにドタドタとした脚の運びになっています。
スタートから5kmも行かないうちに、
今回はマジでやべぇ・・・。
と危機感を募らせるのでした。
ホノルルマラソン2016早くもリタイア?10kmすぎでホテルに逃げ帰る
スタートから10kmほど、ワイキキのカピオラニ通りにさしかかるあたりまでは友人と一緒に走ってきました。
しかし最初からコンディションが良くなく、お腹もゴロゴロしてきた私は、このあたりで友人と別れ、走っているランナーの列からも離れて、宿泊しているコンドミニアムに一時撤退することに。
ピカチュウ、早くも戦線離脱ですw
宿泊していたパシフィックモナークのコンドミニアムの部屋でトイレに行き、顔を洗い、アミノ酸などをサプリで軽く補給しつつ、ストレッチで体を軽くほぐします。
まだ10km程度しか走っていないし、日が昇る前なので、走るだけならまだまだいけますが、このままだと後半はかなりキツい展開が確実です。
とにかくのんびりと、行けるところまで行ってみようという気持ちでコースに戻り、戦線復帰です。
30kmすぎまでのんびりまったりペースランニング
レースに復帰してからはキロ7分くらいの非常にのんびりしたペースで走り続けます。
例年ならダイヤモンドヘッドを登りきったあたりで朝日を拝むことができるのですが、今回はスローペース&途中でピットインしたため、ダイヤモンドヘッドを登りきる前からすっかり空が明るくなってきました。
ハイウェイに向かう途中では、ホノルルマラソン40回出場の高石ともやさんが大きな楽器を抱えて演奏しながら歩いていました。
走りながらランナーを応援するスタイルですね。ひたすらすごいの一言です。
このあたりから、別のホノルルマラソンツアーでマラソン参加していたランナー仲間を偶然発見。30kmすぎのハワイカイを折り返したあたりまで、いろいろ話しながら一緒に並走しました。
正直、身体が重すぎて、ここでこの人に会っていなかったら20kmくらいのところから歩き始めてしまったと思います。
持つべきものはランナー仲間ですねw
33kmすぎ。ウォーキング・デッドと化したゴールまでの道のり
ハワイカイの折り返しをすぎて、なんとか33kmくらいまで走ってくることができましたが、このあたりまでで今回のコンディションでは限界だったようです。
もともとお腹の調子は良くなかったですが、このあたりで胃のあたりも痛くなってきて、あえなくダウンです。
一緒に並走してもらったランナーさんとはここで別れ、芝生に寝転がってしばらく休憩することにしました。
ゴールまでの制限時間のないホノルルマラソンです。休憩だって無制限で休めるだけ休んでやるっといったところで、ここで15分から20分くらい休んだように思います。
とはいってもすぐ隣のコース上ではランナーがたくさんひっきりなしに走っています。
そんな中で芝生で大の字に伸びているのも、けっこう恥ずかしいものがあります。
なんとか立ち上がってコース復帰しますが、再び走り出す気力がありません。
もう何時間かかってもいいから、とにかく歩いてゴールまで行こう。
そんな感じです。
満身創痍でトボトボと歩く姿は、2016年に日本でも大ヒットとなった海外ドラマ「ウォーキング・デッド」のウォーカーそのものでした。
まわりを見渡すと、他のランナーもかなりの人がすでに歩きに入っています。
完全にウォーカーの群れですねw
ピカチュウ、ウォーキング・デッドと化してゴール!
ゴールゲートの直前だけ、ちょっとポーズをとるために走ってゴール。
ゴールタイムはなんと7時間17分。ネットタイムでも7:01:47という、私のマラソン経験の中ではもっとも遅いゴールとなってしまいましたwww
夏以降に増え続けた体重と練習不足をただただ反省です。。。
ゴール後は完走メダルと完走Tシャツ、リンゴにバナナと揚げたてのマラサダをもらってJALのテントへ。
ハワイ名物のマラサダは本当にゴール会場のその場で揚げている揚げたてほやほやでした。美味しいけど熱すぎるよ!w
ゴール後にダイヤモンドヘッドをバックに記念撮影w
完走証の受け取りは2016年からカピオラニ公園からコンベンションセンターへ変更!
今回の2016年から、ホノルルマラソンの完走証の受け取りがカピオラニ公園でなくコンベンションセンターに変更になりました。
受け取れなかった人はこれまでは後日に日本へ郵送されていましたが、今回からホノルルマラソン日本事務局公式サイトからダウンロードする形になります。
私は知らずに翌日にカピオラニ公園へ行ってしまい、何もなくポツーンとなっていました(笑)